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VOL.110 平安時代…貴族たちの嗜み~香りの遊び~

島みるをさん

前回の記事で、日本の『香道』についても少し触れましたが、今回はその
『香りを楽しむ』はしりとなったエピソードをご紹介したいと思います。

 

平安時代、貴族たちは『お香』をさまざまな形で楽しんでいたと言われています。

 

たとえば、『空薫物(そらだきもの)』
『空香(そらこう)』とも呼ばれています。
これは神仏に備えるための香り(供香)に対し、貴族たちが自分たちの居住空間に
香りを炊いて楽しんだことをいいます。

 

厠(かわや)……今でいうトイレですね。
この空間で香りを炊くのは『厠香』と言われたり。
当時からトイレの芳香剤があったなんて、とちょっと驚きます。
それだけ日本人は香りにとても敏感で繊細だったと言えるでしょう。

空間を香りで彩るだけでなく、衣服や髪に香りを移して楽しむこともしていました。
これって、まさに香水の原理ですよね。

 

また『薫物合(たきものあわせ)』という、調合した香薬の優劣を品評する遊びも流行したようです。
これって、平安時代版アロマテラピー検定ですよね(笑)。

 

このような貴族の香り遊びは、有名な『源氏物語』でも記されており、香りを用いて意中の人を夢中にさせたりなど、いろんな香りにまつわる話が登場します。

 

ご興味があるかたは、ぜひ『源氏物語』で香りによるアプローチを
学んでみてはいかがでしょ
うか。

 

(島みるを)

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