17世紀に大活躍したハーバリスト『ニコラス・カルペッパー』

彼がほかのハーバリストと一線を画すのは、

アロマテラピーと占星術を組み合わせたこと！　

これはのちにご説明するとして、まず彼のおいたちから簡単にご紹介しますね。

ニコラス・カルペッパーーは裕福な名家の生まれですが、

早くから父親を亡くし、母方の親戚に育てられたそうです。

そこでハーブと占星術に出会ったのだとか。

母方の親戚が敬虔な清教徒（プロテスタントの一派で、清浄に生活することを主張するグループ）だったことが関係しているのでしょうか。

ニコラス・カルペッパーはケンブリッジ大学に入学しますが、

婚約者を事故で亡くした彼は絶望に打ちひしがれたあまりに

体調を崩し、大学を辞めてしまいます。

その後、薬種問屋に勤めることになり、

さらなる薬草と医学の知識を

身につけました。

ニコラス・カルペッパーは、のちに

『The English Physician and Herbal remedies』

を著し、薬草と占星術を結びつけ、薬草は太陽や月等の惑星の

支配を受けると論じました。

ニコラス・カルペッパーはかなり大胆……

というか斬新なハーバリストですよね。

ただ、ニコラス・カルペッパーはやはりユニーク過ぎたのか、

当時から一部では「なにを言ってるんだか」

と笑い者にされていたようです。

でも今考えると、代替治療やホリスティック医学としては、

ニコラス・カルペッパーの考えも

あながち否定できない感じもするのですが…

みなさんはどのように思われますか？

（島みるを）