VOL.100 プラント・ハンターとは?
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「キャプテン・クック」または「クック船長」という名称を、
子供のころ歴史や物語などで見たり聞いたりしたことがありませんか?
18世紀に世界一周の探検をした
イギリスの海軍士官であり
海洋探検家、海図製作者
ジェームズ・クック。
キャプテン・クック、クック船長の通称で有名ですよね。
クック船長に同行したのが『プラント・ハンター』ジョセフ・バンクス。
プラント・ハンターとは、大洋航海に植物学者が同行して、
それまで知られていなかった大陸の植物などを紹介する役割を担う人たちのことです。
ジョセフ・バンクスは、イギリスの園芸界を引っ張っていった重要な人物。
彼はクック船長とともに、オーストラリアや南太平洋の島々、
ジャワ島などを探検し、出航から3年後にイギリスに帰還しました。
彼が世界一周で収集した植物標本はなんと3万点にも及んだそうです。
バンクスは、太平洋地域に自生していたユーカリやミモザなどを
ヨーロッパにもたらしました。
ユーカリといえばコアラの大好物の植物。コアラといったらオーストラリアですね。
世界の様子が一気に情報としてヨーロッパに入ってきたのも、
彼らプラント・ハンターたちのおかげでした。
大航海時以降のプラント・ハンターたちがいたからこそ
、アロマテラピーの世界も広がっていったと言えるでしょう。
(島みるを)
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