VOL.3     心と体をリラックスさせる万能の精油「ラベンダー」

■古代ローマ人も「癒しや治癒」に活用していた！

アロマテラピーの入り口、代表的な精油として

まっさきにご紹介したいのが「ラベンダー」です。

古くから万能ハーブとして知られ、

古代ローマでは沐浴や傷の洗浄にラベンダーが活用されていたと言われています。

ラベンダーの香りと成分には優れた鎮静作用があり、イライラ感や不眠、

うつ症状など落ち着かない状態を穏やかにしてくれる働きがあります。

また、頭痛や生理痛、筋肉痛などの痛みや不快症状の緩和にも役立ちます。

血圧が高めな人には降下させる働きも。

まさにストレスをためがちな現代人にとって心強い味方となるのが、

ラベンダー精油なのです。

■とくに安眠アイテムとして大活躍！

仕事や人間関係トラブルで気分が高ぶってしまった日は、

ベッドに入ってもなかなか寝付けなかったりしますよね。

そんな時はラベンダーの出番。

アロマポットやディフューザーを使って芳香浴を楽しむと、

次第に気分がほぐれてきて穏やかに入眠へと誘導してくれます。

キャンドルの火や電気つけっぱなしが気になる……という時は、

就寝前のバスタイムでラベンダー精油を活用してみて。

バスタブに数的垂らして芳香を楽しんだり、

またお風呂上がりにラベンダーをブレンドしたオイルで全身をマッサージしてみたり。

お風呂とマッサージ、香りの効果で心身がほぐれ、自然に眠くなっていくはず。

「でも今夜は疲れ過ぎてクタクタだから、いますぐベッドにダイブしたい……」という時は、

コットンに数滴、ラベンダー精油を垂らして枕元に置くだけでもOKです。

以前、仕事の能率をアップさせようと、気分を高揚させる柑橘系のアロマを

ディフューザーに垂らしたところ

「あれ……気分が高まるどころか、眠くて眠くてしかたがない。

夕べはぐっすり８時間睡眠をとったはずなのに、なぜ？」という日があったのです。

精油のラベルと確認すると、なんと間違ってラベンダーを垂らしていたことが発覚。

ラベンダーの癒し効果を身を以て知った、忘れられない出来事となりました（笑）。

張り切って行動したい時は、逆に使用は控えたい精油ですね。

また妊娠中の使用も避けてください。

高濃度（多量）で使用すると、かえって覚醒してしまうこともありますので、こちらもご注意を。

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執筆者プロフィール：島みるを

美と香りと幸せの関係を研究し続けてウン十年。

「Happyは、自分の手で引き寄せられる」を信条に、

あらゆるシーンで脳内幸福ホルモンの分泌促進を実践中。

とくに恋愛と睡眠には香りの効果をフル活用。

効果は……本当に「テキメン」です（笑）。

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