幸せ引き寄せライター「島みるを」の

アロマの力で毎日をHappyに！VOL.5

ヨーロッパでは治療にも活用されてきた、伝統的な植物。

今回は、女性特有の不調を緩和するのに役立つ『ゼラニウム』をご紹介いたします。

バラに似た香りが特徴で、別名『ローズゼラニウム』とも呼ばれているこの精油。

フローラルななかにもミントのような“グリーン”を感じることができ、

甘さと爽やかさがミックスした香りが印象的。

ヨーロッパでは古くから傷の手当てなどに役立つ植物として活用されていました。

またゼラニウムには「魔除け」「虫除け」の効果があるとも言い伝えられています。

そのため、現在でもヨーロッパの窓際に赤い花を咲かせたゼラニウムの鉢植えが飾られている光景をよく目にします。

生理前のイライラに効果絶大の香り。

ゼラニウムがとくに女性におすすめなわけ。それはゼラニウムの香り成分が、

副腎や視床下部に働きかけ、ホルモン分泌や自律神経のバランスを調整してくれるから、です。

ストレスの起因となる神経を休めて、不安や苛立ちを鎮めてくれるので、

とくに生理前や更年期障害など、女性ホルモンの乱れによる不安感や不快感、

それにともなうイライラを穏やかに安定させてくれるのです。

私自身、毎回というわけではないのですが、時おり生理前にとんでもない不安感や

苛立ちに飲み込まれそうになることがあります。その時の環境（仕事の忙しさや人間関係）と、

体調不良などの悪い条件が重なってしまった際に、

落ち着かない気分が高まってしまうのですが、そんな時に必ず用いるのが、ゼラニウムの精油なのです。

私たちは日々異なるホルモンで

生かされている！

一番手軽なのは、アロマポットにゼラニウムの精油を数滴垂らして芳香浴をする方法。

これで毎月ホルモンの乱れで高ぶってしまった精神をじんわりと和らげています。

でも、ほかにもゼラニウムの力を強烈に実感した出来事があるのです。

去年、アロマテラピーを勉強している女友だちが、

「これ、女性ホルモン活性化に役立つクリームだから試してみて」と

ゼラニウム配合の手づくりスキンクリームをプレゼントしてくれたのです。

早速もらった日の夜に肌にのせてみたところ、やや香りが強く感じられて

「もしや私には合わないかもなあ」なんて思ってしまったのですが……。

それから一週間後、怒濤の締め切り原稿地獄に見舞われた私は精神的にも追いつめられ、

また生理前という女性ホルモンの荒波にも飲まれており、心底くたばっていました。

やっとこさ入ったお風呂のあとに、例のゼラニウム配合のクリームを肌に広げたところ、

「……はあ……なんて優しい香りなの。トロトロにとろけてしまいそうだわ」と、

すっかりゼラニウムの香りに癒されてしまったのです。

クリームを塗っては「スーハー、スーハー」と深呼吸して存分に香りを体内に取り込むと、

嘘のように気持ちが静まっていくのがわかりました。

たった一週間でこんなにも香りの印象が変わることを体験し、

「私たちは日々異なる脳内ホルモンにコントロールされて生きているのだな」ということを実感。

だからこそ、香りの力で「足りないものを補う」って大事なのかもしれませんね。

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執筆者プロフィール：島みるを

美と香りと幸せの関係を研究し続けてウン十年。

「Happyは、自分の手で引き寄せられる」を信条に、

あらゆるシーンで脳内幸福ホルモンの分泌促進を実践中。

とくに恋愛と睡眠には香りの効果をフル活用。

効果は……本当に「テキメン」です（笑）。

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